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第7回 加賀百万石の台所「近江町市場」

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 こんにちは!金沢を愛する歯科衛生士「りこぴん」です! このブログでは、住人視点で金沢の見どころをご紹介していきます。 今回は、「近江町市場」について紹介したいと思います! 近江町市場は、金沢市の中心部に位置します。 江戸時代の1721年(享保6年)に始まったという歴史ある市場です。   獲れたての新鮮な海鮮食品が有名かと思いますが、果物、お肉、かまぼこ、乾物、漬物、お酒、お花、塩干、総菜、など、色々なものが売られています。狭い地域に170ものお店が建ち並んでいるので、あれがほしい…と思ったら近江市場に行けば見つかるかも! 「金沢市民の台所」とも呼ばれているため地元住民にはもちろん、賑わいのある市場として観光客からの人気も高いスポットです♪ 海鮮などをお土産に買いたいという人には、氷詰めをしてくれるサービスも。現地で食べるだけでなく、おうちに帰っても楽しめるのは嬉しいですよね! 2009年、市街地再開発によって「近江町いちば館」がオープンし、こちらには73のお店が入っています。 旅行サイトの口コミでも、「観光客のお昼に最適の場所」、「海鮮店の多さに驚いた」、「活気がある大きな市場」、「海鮮丼がおいしい!」などのコメントが寄せられています。 やっぱり近江市場に行ったら海鮮丼はぜひ食べたいですね! 飲食店はたくさんありますが、ピーク時は行列だらけなので早めに並ぶのがおススメです!

第6回 金沢21世紀美術館でのんびりアートなひと時を

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 こんにちは!金沢を愛する歯科衛生士「りこぴん」です! このブログでは、皆さんにぜひ来てほしい金沢の見どころを住人視点でご紹介していきます。 今回は「金沢21世紀美術館」を紹介したいと思います! 名前を聞いても、他府県の方は「知らないなぁ」と感じられる方が多いかもしれません。 ですが「プールの底から空をのぞむ写真」を見たことがある方はけっこういらっしゃるのではないでしょうか? あの有名なプールがあるのが、21世紀美術館。金沢にある公立美術館です。 もともとは金沢大学附属小・中学校と幼稚園があった場所に「新しい文化の創造」と「新たな街の賑わいの創出」を目的として2004年10月に開館しました。 「公園のような美術館」をコンセプトに開館した21世紀美術館では、入館料無料で鑑賞できるエリアも多いんです。 館内9つの恒常展示のうち、フロリアン・クラール『アリーナのためのクランクフェルト・ ナンバー3』や、オラファー・エリアソン『カラー・アクティヴィティ・ハウス』他2作品と、子供が遊べるように設置しているパビリオンなどは無料で楽しめます。 また、館内に併設されたレストランやアートライブラリー、ミュージアムショップまで入館料不要。アートライブラリーでは多彩な現代アートの書籍や作品集、国内外のカタログ、絵本が取り揃えてあり、じっくりと読書にふける方もちらほら。全面窓からたっぷりと光が差し込む空間は解放感があり、鑑賞につかれた際には休憩にもぴったりですよ。 冒頭でご紹介したプールは恒常展示で、レアンドロ・エルリッヒの『スイミング・プール』という作品。 とっても人気でいつも多くの方が写真を撮っています。 なお、口コミサイトなどを見ると「人がいっぱいで入るのをあきらめた」といった書き込みがちらほらあるので、混み具合が心配な方もおられるでしょう。ゆっくり鑑賞したい方は、夕方の来館がおススメ。朝よりも人足が減るため、他の展示も含め比較的落ち着いて鑑賞できます。これ、あまり知られていない情報ですよ。 アクセスはJR金沢駅からはバスで「21世紀美術館」駅下車すぐ。休館日は月曜日、開館日は午前9時~22時まで(展覧会ゾーンは10:00~18:00(金・土曜日20:00まで)。 「兼六園」と「金沢城公園」の隣なので、そちらの観光を予定している方は21世紀美術館の込み具合などを考慮して予定を...

第5回 「尾山神社」神門のステンドグラスは厳かな美しさ!

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 こんにちは!金沢を愛する歯科衛生士「りこぴん」です! このブログでは、住人視点で金沢の見どころをご紹介していきます。 今回は「尾山神社」を紹介したいと思います! 「利家と松」でおなじみ加賀藩の藩祖・前田利家公と正室お松の方を祀る尾山神社。 こちらは、参拝の際にぜひご覧いただきたいのが国の重要文化財にも指定されている「神門」です。 和漢洋の三様式が用いられた神門は、エキゾチックな外見に加え、戸室石やステンドグラスがはめ込まれていてとっても美しいんです。夜にはライトアップされていっそう幻想的な雰囲気があたりに漂います。 「神苑」も見どころのひとつ。「楽器の庭」とも呼ばれるこちらは、古代舞楽の楽器を模した池泉廻遊式庭園です。神苑は 1954 年に金沢市の指定名勝となりました。兼六園しかり同地しかり、つくづく金沢って「美しい風景」が多いなと思いませんか? 「沢渡り」と呼ばれる飛び石を渡って、琵琶島や琴橋など遊び心豊かなお庭を堪能しましょう。八ツ橋や図月橋をゆっくりと進むと鳳笙島に到着。辰巳用水から流れ込む水の音を聞きながら、しっとりとしたひと時を過ごされるのはいかがですか? 庭園もライトアップされますので、日没から 22:00 まで存分にゆっくりできます。 そうそう、口コミサイトなどを見ると必ず取り上げられている「黄金のカエル」もお忘れなく。いわば尾山神社の隠れキャラ、思わずほっこりしてしまいます。 尾山神社が観光におススメなのは、金沢駅から歩いて 15 分ほどというアクセス面の良さ。 え? 15 分も歩くのに?と思ったそこのアナタ!実は尾山神社は兼六園や金沢城から長町武家屋敷や繁華街を結んだ場所にあるんです。なので、他の場所と合わせて観光できるのが魅力のひとつ(「ついで詣り」にならないよう、参拝予定ならスタート地点を尾山神社にすると良いかも☆)。近江町市場も近いため、お買物やお土産選びも楽しめますよ。 ぜひ、金沢観光のスタートには「尾山神社」を検討してみてくださいね。 あとそうそう、尾山神社にはなんと「日本最古の避雷針」があるんです。 わざわざ避雷針を求めている方は少ないでしょうが、ぜひ参拝の際には「これが最古かぁ」としみじみ見上げてみてくださいね ( 笑 )

第4回 「金沢カレー」を知ってる?金沢が誇る絶品“B級グルメ”に刮目せよ!

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こんにちは!金沢を愛する歯科衛生士「りこぴん」です! このブログでは、住人目線での金沢の見どころをご紹介していきます。 今回は、私も大好き「金沢カレー」を紹介したいと思います! 三名園の兼六園、歴史が今なお静かに流れるひがし茶屋街や長町武家屋敷跡……と、金沢と聞くとどこか「格式高い」「高級志向」と感じられる方は少なくありません。 実際、石川県は北陸・日本海の新鮮な海産物に恵まれており、加賀藩前田家の御膳所としても栄え現在 300 年続く近江町市場は、多くの高級料亭を支えています。 でも!そんな金沢にもあるんですよ“ B 級グルメ”が!   中でも一番有名なのが「金沢カレー」ではないでしょうか。 「金沢カレー」の元祖「チャンピオンカレー」によると、金沢カレーにはいくつかの特徴があるようです。 ・ルーは濃厚でドロっとしている ・ルーの上にはソースをかけたカツをトッピング ・ステンレス製の舟型のお皿で提供 ・カトラリーは先割れスプーンかフォーク ・付け合わせは「キャベツの千切り」。 ・ルーはライスを覆い尽くすようにかける と箇条書きされてもピンときませんよね。 もっと砕いた印象としては、まず初見では「他のカレーよりドロッとしてる!」のと「キャベツがインパクト大!」な感じです。今はやりのスパイスカレーとはちょっと違う、どこか懐かしさを感じる見た目ではあります。なんとなく「黒さ」も濃いかも。 お味も見た目通り濃厚&濃いめで甘味がしっかりと感じられます。ごはんに合わないはずがないので、すいすい食べ進められちゃいますよ。 また、スタンダードな金沢カレーと同じくらい人気なのが「全部乗せ」系オーダー。カツ以外にもウインナーやハンバーグなどがてんこ盛りに乗ったこちらは、がっつり食べたい人向け。とにかくボリューム満点なのですが、甘辛いカレールーにぴったりです。 金沢でしゃなりしゃなりと上品な観光もいいけれど、ちょっとパンチを効かせたいなって時はぜひ!ガツンと金沢カレーを「飲んで」みてはいかがでしょうか! 旅の疲れも吹き飛んじゃう、スパイシーでまいう~グルメですよ♪

第3回 金沢といえば!の観光名所「兼六園」

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こんにちは!金沢を愛する歯科衛生士「りこぴん」です! このブログでは、皆さんにぜひ来てほしい金沢の見どころをご紹介していきます。 今回は、言わずと知れた兼六園! 兼六園は日本庭園として名高い「日本三名園」のひとつ。敷地は約 11.4 万㎡で、とても広大な園内を廻遊して鑑賞する林泉廻遊式庭園です。 この庭園はもともと、加賀藩の歴代藩主が代々作庭してきたといわれています。 春は桜に始まり、夏の燕子花、秋には紅葉、冬は雪吊りなど四季折々の美しさを楽しめるので、日本はもとより世界中から観光の方が訪れるんですよ。 ところで皆さん、「兼六園」はなぜその名で呼ばれるのかご存知ですか? これは宋の時代の歌人、李格非が撰じた『洛陽名園記』がもとになっているのです。名園を紹介する同書の中で「湖園という庭園は、優れた 6 つの景観を兼ね備えている」という記述があるのですが、兼六園の名付け親となった江戸幕府老中の松平定信はここから着想を得てその名を付けたのです。完璧とされる湖園に見劣りせず 6 つの景観を兼ね備えている、兼六園はその名に恥じない庭園だったんですね! 続いて、有名な「雪吊り」について少しご紹介しておきましょう。これは雪の重みから枝を守るために、木を縛り上げるというもの。秋・冬の夜間は園内が開放されるのですが、期間限定でライトアップが行われてその美しい光景を見ることができます。金沢の秋冬の風物詩として、毎年人気のイベントなんですよ。 このライトアップイベントは 11 月上旬頃から下旬頃にかけて開催されています(今年の開催については公式サイトをご参照ください) それと、兼六園は早朝から見学できるんです。 もし近くに宿泊する機会があれば、早朝の兼六園も体験してみてくださいね。 (もちろん事前に開門しているかどうかはご確認ください) 涼しくなってきてからは散策もいっそう楽しみですよね。 秋から冬にかけてぐっと魅力の増す金沢へ、お越しの際はぜひ兼六園を楽しんでください!

第2回 新しい金沢の顔、鼓門ともてなしドーム

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こんにちは!金沢を愛する歯科衛生士「りこぴん」です。 今年の夏は何度も大雨が降っている金沢市。 もともと雨が多い地方ではあるのですが、今年は例年にない雨量なので、おいでになる方は天気予報を確認して、ご注意くださいね。 さて、このブログでは、気候が落ち着いたらぜひ来てほしい金沢の見どころをご紹介していきます! 今回は、 JR 金沢駅。 2015 年に北陸新幹線が開業し、東京から金沢までが一本の新幹線で結ばれることになりました。これに先んじて金沢駅も全面リニューアル。そのシンボルが、東口の「鼓門」と「もてなしドーム」なのです。 近代的なガラスと金属の構造物、歴史を感じさせる木造の門、そして、これらを含む駅全体の空間が高く評価され、金沢駅はアメリカの旅行雑誌「トラベル&レジャー」の「世界で最も美しい駅 14 選」に、日本で唯一選出されたんですよ。しかも 6 位! 鼓門は、観光ポスターにもよく登場する、まさに金沢の新しい「顔」です。 能楽のさかんな金沢らしく、和楽器の鼓を二つ立ててその上に屋根を置いたような、とてつもなくユニークなフォルム。 門は朱塗りの木材が使用されていますが、柱となる鼓の部分は螺旋状に、屋根の部分は格子状に組み合わされています。屋根はよく見るとお城や寺社の門とは違い、まるで生き物のように緩やかにカーブしており、いったいどのようになっているのかと、初めて見た人はほぼ全員が立ち止まって見入ってしまいます。 実は、鼓門とその後ろにあるもてなしドームのガラス屋根はつながっており、列車を降りて駅から出てきた人は雨や雪に濡れることなく鼓門から出て行くことができます。 口コミを見ても、 「鼓門の大きさ、美しさに圧倒されました」 「通行する人の視線を釘付けにしてしまうほどの魅力」 など、多くの人がその存在感に心を奪われていることが伝わってきます。 また、鼓門の夜間のライトアップもお忘れなく。 加賀五彩(えんじ、藍、草、黄土、古代紫)にちなんだ色の光が鼓門を照らす幻想的な光景も、ぜひお楽しみください。口コミによると、ライトアップを見るためにわざわざ駅に近いホテルに宿泊する方もいらっしゃるのだとか。 列車で訪れた方が最初に降り立つ場所、それが駅。 歴史の風格と近代的なテクノロジーがおりなす金沢のおもてな...

第1回 金沢ってどんなところ?

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 こんにちは!「りこぴん」といいます。   金沢って、どんなイメージがありますか? JR の観光ポスターなどでは美術工芸品が大きく取り上げられていることが多いので、「美と伝統の町」のように思っておられる方も多いのでは? もちろんそういった一面もあるのですが、住んでいるからこそ分かる「この町の良さ」もあります。   このブログでは、わが町・金沢を私の視点でご紹介しようと思います。 まず第一回は、そもそも金沢とはどういうところなのか、について。   金沢市は、石川県の県庁所在地。江戸時代には「加賀百万石」の城下町として栄え、人口規模では江戸・大坂・京の三都に次ぎ、名古屋と並ぶ大都市だったんです。 金沢は古い町並みが残り伝統的な文化も数多く残っているため京都のイメージがありますが、実は京都のように公家文化で栄えた町ではなく、武家文化の町なんですよ。   金沢の観光ポスターは雪が積もった風景が定番。ですが、夏はフェーン現象で極端に暑くなる日もあり、湿度は一年を通じて高め。この気候が伝統工芸の漆塗りや金箔製造に適しているのだそうです。   2022 年の人口は約 46 万人。北陸地方でもっとも大きな都市です。 口コミサイトなどを見ると、住みやすい、働きやすい街という評価もあるようですね。   この町にある面白いもの、楽しそうなことを、どんどん発信していきますね。